国士無双

作業場付近を散歩しました。
この季節、このもみじのトンネルを抜ければ作業場です。
このごっつい邸宅の門扉の向こうへはいけませんが道を挟んだお隣さんです。

豪邸が立ち並ぶ中を抜ければ徒歩５分で海が見下ろせます。
そのあたりにひっそりと淋しげにあるのは棟方志功記念館です。
晩年過ごしたアトリエだそうです。

ここ鎌倉山へ来て、あっというまに３年目に突入です。
３年前、まさかここへ来るとは思ってもいませんでした。

しかし・・・・・

この歳になると月日の流れが早く感じます。
ゆえにまた３年後の自分は違う自分でありたいと思います。
この歳になると３年前の自分と変わらん今の自分であれば・・・
ちょっときついような気がする・・・

月日の流れが早いせいか
ゆっくりと歩いて散歩したくなる今日この頃。

鉄の好みは十人十色！　オーダーメイドではその好みを重視します。
しかし私の好きな鉄の色というものもありまして・・・しかしそれを押し出すと良い結果に繋がることは極めて稀である。（笑）

２年ほどまえから気になってたタイル屋さんがある。タイル職人のおじさん？は現場のないときにせっせと作っているそうです。もちろん職人も昭和であるがその作品のすべてが昭和タイル。そんなおじさんとの会話のうちにしっかりいただいてしまったタイルの作品に鉄脚をつくった。ところどころの肌色タイルとちっちゃいちっちゃい青色の最後に隙間を埋めた感が愛せる！！そしてなにより私はそのおじさんの人柄をまず愛した。それは・・・飾らないという豊かな心！！いやっ　精一杯飾ってるつもりやのに飾りきれてへん職人の不器用さ？？？みたいな臭いをかもしだせるおじさんに魅力を感じる！！　

この仕事をはじめて本気でコラボしたいと思った作品です！！

ちょっとした観点の問題かもしれんけど・・・

人魚にちょっと惚れました！！

ほんまに！！

長い間、封印してきたものをタンスからひっぱりだした。
この衣装は私の『プライド』であり、今があるのもこの時代を経てきたことであると確信し、これからもこの時代の経験を活かしたうえで鉄と向きあう。鉄を愛するとか土地を愛するというような感情はあいにくもちあわせてないが愛せる人であれば人は愛せる。今の時代、私にとって鉄はもちろんであるが、土地や国というものへ対しても愛するというより『利用』というほうが正しいのではないか。すなわち愛国心という考え方は古い！！もちろん日本人としての誇りは日本人として生まれた以上持ち続るのはあたりまえですがこれからの時代は、国境を無きものとした人を愛する日本人として生きていけばよいのではと考える。アメリカに住みたいなら住み、ヨーロッパに住みたいならヨーロッパに住むそれでも日本人であることに変わりはない。

私は中卒であるが・・・・・できるだけその可能性をひろげ、その選択（選択の自由）が出来るよう日々鉄を利用し、過去も現在も日本人としてのプライドある鉄職人でありたいと思う。

見つめる視線の先はAPEC会場付近。

日本人の鉄職人は・・・

こんな感じで仕事しまっせ！！

APECの帰り、合衆国大統領は抹茶ソフトを食べるため

来鎌するらしい・・・・

キャンドルを灯した看板の写真をいただきました。
見た瞬間・・・感激しました！！
正直、灯してみるまでどうなるかわからんかった。納品前、実は暗い部屋にて実験したのですが百均で購入したキャンドルがそれはそれはお粗末な灯りでして・・・
実は、当たって砕けろ！！的な納品でした。（笑）
『笑いごとやないで』と突っ込まれてもしかたないが・・・
終りよければすべてよし！！　という考えもなけりゃこんな仕事は出来ません。
しかし大事なことが１つあります。それがないと失敗の可能性は大！！

それは・・・ナ・イ・ショ・・・（笑）

内緒といえば本日、国家レベルの内緒ごと（俺が知らんだけ？）を小耳にはさんだ。
鎌倉は大仏に超VIPがやってくるらしい・・・

ほんまやったらその日は仕事できひんやん。

そら遺憾やん。

土曜の夜、仕事で東京へ。お台場あたりの首都高情報はさすがにまっかっか。



レインボーブリッジからの東京タワー。



日本橋高島屋前にて東京駅を探す鉄職人。


鉄職人の野望ははじまってる。